日曜日, 1月 11, 2015

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ペルーレガニの楽しみ方(パクリじゃなくて、リスペクト)

本サイトにAp.paulmuelleriの図鑑アップしました。こちらからどうぞ。

さてさて、海外サイトの猿まねをはじめているのですが、

この種を選んだのには以前の記事で自分自身も混乱している人を惑わせる記事を書いたなぁと思うことが原因ですね。

自分は図鑑に出したAp.paulmuelleriをsp.扱いのころにsp.シュワルツブルストとして購入しましたが、
sp.シュワルツブルストがどんなだったかは思い出せないまま、
コイツは・・・キレイでカッチョええじゃん!と購入しました。
で、せっかくなので頑張ってしらべると
「ん~。。いわゆるシュワルツブルスト(A80)じゃないなぁ・・・このsp.Masken(A52)ってやつかなぁー。」
なんて洋書をみながら思ったりしてブログに書いたりしてました。
こういう混同がペルーのアピは確かに多いのでそれだけで嫌になってしまう方もいらっしゃると思います。
まぁ、未記載種が非常に多く、同じ魚が違う名前で入荷されたり、違う魚が同じ名前で入荷されたりしています。
ブラジルのロカリティまできっちりしたアピストたちに比べて煩わしいという意見もあるでしょう。
でも、魚の魅力には関係ない話です。
だから、ここを楽しんでしまえばいいのです。それさえ愛してしまえばいいのです。

たとえば、Ap.paulmuelleriとの関連で云えば、昨年日本にもAp.sp.カブキとして販売されてたレガニがいますね。
ドイツにいたのでもちろん未見で未飼育ですが似たような魚は飼っていたことがあり、
偶然その魚の写真だけは残っていたのでこのAp.sp."Tarapoto"のバンドを自分なりにチェックしてみます。
こいつらはアマゾン本流の源流域の町タラポトから来ました。
もちろん街の名前なのでそのへんのどっかの川にいたのでしょうが、ロカリティではこれ以上はわかりません。
Ap.sp."Tarapoto"
平常時。胸ビレ付け根の上の黒い点といいコーダルの形状といいAp.paulmuelleriと同じです。
Ap.sp."Tarapoto"
コーダル直前の7本目のトランスヴァーサル・バーはY字というか三角形気味でこれも合う。
しかし、細身・・・体高は全然違います。さらに、
Ap.sp."Tarapoto"
興奮時を比べると。。。(↑AP.sp."Tarapoto" ↓Ap.paulmuelleri)
Ap.sp."Masken"
ラテラルスポットが消えてアブドミナルストリークに沿って縦のラインのみがはっきりするAp.paulmuelleriと比べて
Ap.sp."Tarapoto"でははっきりと5個のスポットが見えます。

なんでかは実は知らないんですが、
アピストの分類においてこの黒いバンドの表現は種を分ける上で最も重要な部位の一つです。
となると、近縁種なことは疑いようがないですが、同じとはいえんなぁ~~というカンジに自分はなります。
こんなとき自分はAp.cf.paulmuelleri "Tarapoto"なんて書きます。
cf~ってのは便利な(ズルい?)表現で、~っぽいけどちょっと違うぞ的な表現です。

もちろんこのタラポトから来たレガニ系アピストがsp.カブキと一緒かは知らないので
お持ちの方は是非比べてみてください。
ちなみに昨年(2014年10月頃)Ap.sp."Tigre1"およびAp.sp."Tigre2"という
これまたよく似たアピストの採集報告も海外サイトに出てますね。

こうやって自分の目でいろいろ見るの面白いですよー。
正直、間違ったっていいじゃないかとさえ思う時もあります。
だって趣味だし、楽しむためにやってるし。
そもそも論文や世の流れが本質的に正しい保障もないじゃないか・・なんて。
まぁ、アピストの一つの楽しみ方かなと思っています。
理系人間な自分には「あーでもないこーでもない」
という過程だけで楽しいのです。
え、〇態ですか・・・?
じゃあ、パパさんもネグロでもオリノコでもなくて「〇態の楽しみ方」にすればいいのに・・
でも、カテゴリがアピストからアダルトになるからダメか・・・

えと、最後に一番大事的なことを・・
Ap.sp."Tarapoto"
「この細身に頬赤でヒレにも赤と青が入りまくって黄色までだと!?
 まったくけしからん!ハレンチだ!
 最高にけしからんから。。。。。2ペア買おう♪
��↑ここに大事なことは詰まってます。)


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10 Comments

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梨乃のパパ 2015年1月11日 22:16

どうもです~
マツケン?カブキ?松方弘樹?分らん~(滝汗)
��pはマダマダ未知のApが沢山居るのよね~
たから尚更楽しいのよね~〇態の楽しみ方?
まさにけしからん~4Prちょ~だいな~(笑)

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自分なりに調べて何かしらの結論を導き出すという作業が楽しいという感覚はよく分かります(笑)
いや~まだ知らない、見た事が無いアピストが居ますね~
本とかネットで調べて理解したつもりでも実際に見て飼育してみると全然違っていたなんて事はアクアに限らずたくさんありますからね(^-^;
更に実際に飼ってみて種差なのか地域差なのか個体差なのか・・・を導き出す・・・。
この趣味のゴールが全く見えません!(笑)

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パパさん
さすが〇態キング!4ペアですか!でも、3ペアしかいませんでしたので、全部ひとり占めはいかんとおもって2ペアにしましたw
いい魚でしたが、ドイツ行く前に♀が2匹ともオスにヤラレてF残せませんでした。すんません。。

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終わりのない旅に出たようですね?
もうね、文系人間だとキレイだったらいいじゃんとか、珍しの?ホント?じゃ飼ってみるか?とかそんな感じ(笑)
アホの代表としてやってます(笑)
ゆっくりお会いして講義をニコニコしながら日本酒飲みたいです!

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デスモさん
おっしゃられる通りだと思います。情報は情報でしかないですよね。飼ってはじめて見えるものあります。
海外のフォーラムを読んでいると知らなかった情報がいっぱいあるのも楽しいですね。納得いくものから、余計カオスになるものまでw
まぁ、かなりのスピードで進化していく過程にある彼らを我々の定規ではかることは難しいんでしょうね。
ゆえに楽しめればヨシ!

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けんけんさん
この終わりなき旅が最高にハァハァしてたまりません!
行けるとこまでいってみまーす。
日本酒飲みたいですね~。こっちは日本酒も焼酎も高すぎて手が出ません。。ワインとビールはあんなにやすいのに。。
と、いっても酒はかなり弱いのでビール1本で眠れるんでしけどね。

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こんばんは!
頬が赤い個体はある意味、アピストらしいというか
かっこいいですね。
しかもこちらは尻ビレだけ見ても黄色、赤、青が入る
カラフルな個体で、とても興味深いです。
レガニ系は奥が深いですね。

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GRCさん
どうもです!
個人的には本家のpailmuelleriよりこっちのcf.paulmuelleriのほうがお気に入りでした。黄色は腹鰭にも入ってますよ。
また来るのを待っている一尾です。

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まいどです^ ^
パウルミュレリー?と、
あえてカタカナで書いてみます(笑)
ウチのマスケン?アパッチ?と、
ストライプが良く似ていらっしゃるが、
少し違うような気もします(汗)
詳しい事は、分かりませんが……
ウチのは、
体色が黄色いですねぇ?(笑)
Fなんか、
小ちゃいクセに、
既に黄色いですしねぇ?(笑)

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ココナゴさん
お疲れさんです!
カタカナだと何と読むのが正しいのでしょうかね。。。paulmuelleri
'ue'は半母音で’エ’で良くて、2重子音もllですから、そのままと思われますのでパウルムエレリ、パウルメレリですかね??
わかんないっす。
読みづらいことは間違いない。
論文でも結構黄色味が強い個体が多いみたいなことでてますよ。特に頭部下側から顎らへんにかけて。
全体の共通点ではないようですが、ポイントのひとつのようで記載あります。

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