日曜日, 9月 09, 2012

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早くもモアエ再考

前回に続いてモアエです。
基本的に前回のモアエの色彩的な情報は
これを参考にしましたが、


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わりと業界では有名な本の一つでしょう。
のってるMoaeの写真は。。。アレ?
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                         (MRGUS CICHLID ATLAS2より)

Moaeじゃないんじゃ。。。?
おそらくこれが元凶だと思ってます。
続いて、前回のロシア語サイトで拾ったMoaeの写真↓
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にそっくり。てか同じ。。?

んー困る。

はっきりさせておくべきは、Moaeオスにはpectoral spot(胸ビレ基部の色彩)はないということ!
MERGUSとロシア語サイトのオスにはいずれもきれいなオレンジ色のspotがあります。
これはエウノータス系と一部のクルジィ・レガニグループ(Ap.cinilabra)の特徴と認識してます。

つづけて、前回のMERGUS参考の私自身の記事からですが、
本種とエウノータスに共通する特長で他種との比較になる点は
『トランスヴァーサルバー(vertical barとも)は必ずあるが、
 ラテラルバンドの上下で濃さが極端に変わり下側でかなり弱い』
数はエウノータスでは6本。モアエは5-6本です。MERGUSより


について、我が家のMoaeをじっくり観察してみたところ。。。

Ap.cf.moae
んー、
いうほど上下でちがうかな?
最初導入した時はそんな感じもしてUPしましたが、さっき眺めてたら今はいうほどでもない。。
テトラ本(英語版)では6本目と7本目は尾筒の下側までいくと書かれており、
MERGUSの5-6本とすでに矛盾w でも、どっちの写真もmoaeじゃないような(ToT)

これだ!っていう写真が載ってるはテトラ本(ドイツ語:改訂版)のみ
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                         (AMERIKANSICHE CICHLIDEN1より)
これだけ読んだりするだけで、イヤになってもう勘弁という感覚になります。

一応以下にMoae、eunotas、cruziを見分ける上で使えそうな情報総まとめを
Ⅰ:moaeの胸ビレ基部(pectoral spot)はいわゆるエウノータスパターンではない!
Ⅱ:cruziのようなアブドミナルストライプはeunotus同様認めない!
Ⅲ:ヒレはあんまり伸びない(*個体差はある)

以下、私見なので参考程度に。。。
Ⅲ:おそらく純粋にラウンドテール(MAXサイズでも) でほぼ無地。
  よく見ると上下は黄色っぽくて中心は透明地に赤褐色の格子模様(←個体差かも) 
Ⅳ:オスは顔に赤い模様が入るものが多い。体部におよぶものもいるが原則ラテラルバンドの上側
  で下側に出ることがあっても、その場合は上側メインで下のみってのは多分ない
  もちろん、ほとんど赤が入らない個体もいると思われる
Ⅴ:テトラ本英語版、MERGUSに出てる体下半分でトランスバーサルバーが薄いは怪しい。

まぁ、、、こんなことは魚にはどうでもよいんです。
グタグタ言いたい自分のような人間には堪らなく楽しい♪

追記(9/14)
前回の方の記事一部修正してます。モアエはペルー便!勉強不足でした!
詳細はペスカドールさんのこの記事が細かくかいてくださってます。
http://aquapesca.exblog.jp/18864042/
御迷惑かけてしまったのではと恐縮してます。

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2 Comments

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この種のAPは全然知識が無いので
勉強に成ります~何時も感心しています!
クダクダ良いんじゃないですか~
これからも掘り下げてグダグダ言って下さい(笑)

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梨乃のパパさん
コメント恐れ入ります。
マニア種ですよねー。この1年でジュルエメのおまけで国内に10ペア以上はきたはずだと考えてます。
ただ、採りに行くのも大変なようで、しばらくは来ないようです。なので、ジュルエメもまたしばらく来ないかもですね。

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