火曜日, 11月 20, 2012

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アピストグラマをはじめよう Ep.2

今回はアピスト布教活動シリーズです。
で、前回は水槽(フタ)や底床を選びましたので、最も大切な水を作ってゆきます。
ここに情熱が必要です!


ちなみに昨日はじめてAn主催のアクアゼミに参加してみました。

少しずつ違いはありますが、水槽というものの考え方は本当に同感でした。とくにトイレ説。

アクアゼミに出たことある方々はきっとパクリだと思うわれるくらい似た話ですw

まぁ、きっとみんな似たような道を歩いてるんです。


ただ、自分は。。。ようこそ主観に溢れかえる化学実験室へ!


。。。


。。。


というカンジで、

情熱を込めた記事を1時間書いたとこで間違って”戻る”してしまいました。

記事は消えました。。。ショックです。


なので。。。今回はINTROだけで許してください。でも、ここが1番大事なはず!

ではでは。。

初心者の方をターゲットにした話ですのでそのように説明してゆきます。


まず、水槽を管理していく上で重要な考え方ですが。。。
とんでもない話ですが、アピストを自分で自分を取り巻く環境が水槽だと考えるとよいかと思います。

つまりアピストにとっての水は我々の大気です。
みなさん家があると思いますが、何人でも住めるわけではないですよね?
当然水槽にも何匹でも魚が入れられるわけありません。
しかも、我々の家屋と違い下水道が完備されてませんので、底床はトイレでもあります。
我々だって排泄物まみれで暮らすのはイヤですよね?
魚だってそうです。そんなもんが蓄積していけば当然死にます。
何かで処理が必要です。

ここで突然ですが
『バイオトイレ』って知ってますか? *くわしくはWiki先生に⇒バイオトイレ
山小屋などにある水をつかわずバクテリアの力で排泄物を分解してくれる特殊なトイレです。

同じような生態系をこの水槽の中で完成させるんです。
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魚類は餌を食べると糞をしましてその主成分にアンモニアが含まれます。
これが有毒物質で蓄積すればpHも上がります。
ここで好気性バクテリアの出番です。(酸素好きなバクテリア)
まずニトロソモナス属がアンモニアを分解(酸化)しはじめ、亜硝酸がつくられる。
次にニトロバクター属が亜硝酸を分解(酸化)し硝酸にする。
一応、ここまでいけば魚に害は少ないと考えられています。かわりに硝酸は強い酸ですのでpHを下げます。
これを利用して水質を弱酸性化させてゆきます。
ネグロ系アピストならさらに時間をかけて酸化させてゆくというわけですね。

これで、アピストのトイレ問題は解決するわけです。
ただし、分解できるアンモニア量はバクテリアの量によります。
バクテリアの住処はスポンジですね。

ここまで話すとスポンジ大事だなと思ってもらえたらうれしいです。
信頼できるフィルターは本当に大事です。個人的には以下二つを愛用中。

左は有名なブリラントフィルター。パイプが長いのでそのままではちょっと。。。
カットしましょー。それ自体は簡単です。
右は個人的におすすめです。目が少し粗くて目詰まり少な目です。加工不要だし。
ただ、立ち上がりは少しブリラントが早いかなぁ。。?という印象です。


さて、アピスト飼育の目標は?
『繁殖を狙う』でしょう=アピストに良い水を長い期間キープすること

ですよね??
だから、それぞれの環境を見つめなければいけません。
当然水替えはアピストにはストレスです。急に部屋の模様替えされたら、職場変わったら困るでしょ?
なので、魚は少ないほうがいいです。=アンモニア発生量が少ない。

基本的なスタイルはこれだけ。水槽のなかでひとつの生態系を完成させるんです!
こうなった水槽は重宝します。なんでもできちゃいます。

でも、
規則① ブライン禁止
規則② RO使用禁止
規則③ チャームさんで手に入らないもの禁止
規則④ 混泳に挑戦
規則⑤ 水草水槽(*CO2禁止)

というレギュレーションが今回はあります。
話の通りで④とかホント困ります。アピスト向きじゃない。

でも、やり方次第である程度の環境は作れますから!
頑張りましょう!自分も頑張ってます!
ちなみに魚は誰が見てもカッコイイはずのこの子です↓初心者OKだと思う!

DSC05798_convert_20121118230528
Ap.bitaeniata “Jyanuari”

次回は本格的に水つくります。あぁ記事が。。。
あと、
pH/GH/KH/TDSなどもちょいちょい計ってみてますので参考になればと存じます。
~アピストグラマをはじめてみようEp2 注意事項~
①水槽は一つのバイオトイレ的世界です。この中で全て完結させましょう。
②水槽の管理の主役はバクテリアです。バクテリアの処理能力を超えることは避けましょう。





注意!以下、自論です!
*余談1:
pH:酸性/アルカリ性の話です。6.0-6.5くらいが今回のターゲットです。水草のためです。
  これ以上低くなると、水草限られます。
GH:硬度です。MgやCaなどの2価の陽イオン量です。当然導電率TDSにも影響するでしょう。
KH:炭酸塩硬度のことですが、水槽の中ではおそらく代償作用をもつ陰イオンの量になると思います。
  炭酸イオンやフルボ酸イオン、リン酸イオンなどですね。
TDS:電気の通しやすさNaやK,Ca,Mgなどの量に影響されると考えてます。

たとえば、水道水にPH/KHマイナス(おそらく強い酸)を使うと
代償作用が促進されpHを維持しようとしますので、KHが減少してゆくというわけですね。
水槽内でも硝酸がたまれば強い酸を入れているのと同じですから、KHが下がりpHも下がる。

GHは変なことしない限りは水道水ベースで3-4くらいで、この数字が障害になるイメージはないです。
KHは安定してる酸性水槽でこれが高いってのは見ないですね。
pHが低いんだから、KH低いのは当たり前といえば当たり前

*余談2:
底床を薄くしてやる最近主流のスタイルの利点は嫌気性バクテリアが増殖しないことだと思ってます。
なぜなら、あのやっかいなエロモナスも嫌気性バクテリアですから。
ですが、この嫌気性バクテリアは硝酸を分解し窒素にすることができます。気体ですので空に消えます。

つまり硝酸もたまらない!
水槽の最終形態”濃すぎる”にならない!

理想論ですが、上手く嫌気性バクテリアを使えば、究極の水替え不要水槽も理屈上可能です。
ベルリン式とかモナコ式とよばれるシステムがその究極系へ挑戦するシステムです。
もともとは海水魚でのアイデアですが、うまくやれば淡水魚でも行けるんじゃ?と思ってます。
興味がある方は是非挑戦してほしいです!

頑張れと思ったら是非応援ください!

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10 Comments

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ホントいつも研究熱心でとてもよい情報をありがとうございます。
勘だけを頼りに生きている私からは、その探究心がまぶしいです!!
ビタエニのジャヌアリ!かっこいいですね!(^-^)
このビタエニの今後も楽しみにしています♪

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apisto_gallreyさん
コメントありがとうございます!こんばんは!
自分は勘がいまいちなので、理屈に頼ってしまっただけです。
どんだけ、理屈をこねられても実際にできるとは限らないのは
切ないものですw
ビタエニといえばジャヌアリ派です!
ほんとはブルータイプが好きなんですけど、
今回は企画に合わせて写真で表現しやすそうなこの子にしました!

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はじめまして、こんばんは。
いつも楽しく拝見させて頂いています。
布教活動シリーズいいですね!
アピストに少し興味が湧いてきている友人に
ychmltさんのブログを見て勉強するように言っておきます^^
せっかく書いた記事が一瞬で消えるのはショックですよね。
私もよくありますが私の場合は、諦めてすぐ寝てしまいます(笑)
今後もいろいろ勉強させて下さい。
よろしくお願いします。
リンク頂いてもよろしいでしょうか?

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梨乃のパパ 2012年11月21日 6:08

どうもです~
私もAP飼育始める前に、このブログを見ていれば
もう少し早く上達し、お魚も落とさずに(汗)
何時も楽しみに、関心して、見てますよ!
��゙ャヌアリもこのブログのお陰で販売数が伸びてたりして(笑)
この前のネタも仕上がったら見せてね!(笑)

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いよいよ本格的になってきましたね。
今回のところが避けては通れない
一番大切なところですね。
これからも期待しています。
※アクアゼミ、残念(>_<)
自分は25日に行く予定です。
学名の謎が語られる、かも?!
語られないかも。(どっちやねん

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sui-taさん
はじめまして!こんにちは!
こんな私見だらけのブログでよければ
是非リンク宜しくお願いします。
この布教が誰かの参考になれば記事にした甲斐が
あったというものです。
しかし、初体験でしたが記事が消えるのってショックですね。

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梨乃のパパさん
こんにちは~
ジャヌアリ好きなんですよー。
自分の中だとbitaeniataはjyanuari>Tefeです。いまんとこ。
趣味ですけどね?ビンビンバキバキです!
この前の子は
もうすぐ笑劇の新企画の主役として現れます。
ギラッギラッしてます。

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GRCさん
コメントありがとうございます!
アクアゼミは残念です。25日は厳しいです。
この趣味を続けられるのも仕事あってのものなので
仕方がないとは思いますが、
いろいろ教えていただきたかった。。。
学名の謎はどうなりますかね?
今のところ新種のうち何種かは写真見つけましたが、
はっきり写ってなくてわからんです。
マクマス系だとpedunculataはCauraですが、
Caudomaculata,nororientalis,intermediaが謎です。
ご存知かもですが、
コレがノロリエンタリスのようです。
http://www.flickr.com/photos/75711291@N06/7376991528/in/photostream/lightbox/

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イントロとはいえ、非常に読み応えありました!!
なるほど?、バイオトイレかぁ。
熱帯魚飼育というのは、トイレの中にお魚たちを住まわせていることなのですねぇ。
Ap.bitaeniata "Jyanuari"、ほんと誰が見てもかっこいいと思いました^^
実は、わたしは今後水槽を増やすにあたって、スポンジフィルターの選択で迷っていたのですが(音の問題で)、ブリラントでいくことにしようと思います。お魚の住環境を考えたら、音はたいした問題じゃないですので。

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noramさん
いつもコメントありがとうございますw
だんだん水槽増えてません?
いい傾向ですね♪「水槽はトイレだ!」
ブリラントは間違いはないですよ!信頼できます!

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